この記事では、Official髭男dism(ヒゲダン)『Universe』の歌詞の意味や解釈を考察していきます!
・タイトル:『Universe』
・作詞作曲:藤原聡
・リリース:2021年2月24日
・レーベル:IRORI Records
ヒゲダン5枚目のシングルとしてリリースされるこの曲は、映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』の主題歌となっています。
それでは早速、見ていきましょう!
目次
Official髭男dism『Universe』の歌詞の解釈や意味を考察
1番Aメロ
未来がどうとか理想がどうとか
ブランコに揺られふと考えてた
まぶたの裏浮かんだハテナ
僕は僕をどう思ってるんだろう?
ちょうど、のび太くんと同じぐらいの年齢の子供でしょうか?
公園でブランコに揺られながら、ふと将来のことや自分自身のこれからについて悩み考えている様子が表れています。
「まぶたの裏に浮かんだ」ということから、一人で考えている風景も目に浮かびますね。
自分とは何か、自分のやりたいことや可能性を模索しているのではないかと思います。
自分を客観的に見ていることで、自分をなんとなく信じたい気持ちがうかがえます。
そして、そこまで悲観はしておらず、どちらかと言うと明るい未来を信じているのではないかと思います。

1番Bメロ
嬉しい悲しいどっち?正しい間違いどっち?
夕陽に急かされ伸びた影見つめ
公園にひとりぼっち 砂場の解答用紙
しゃがんで分かるはずなくても探した
「嬉しい悲しいどっち?正しい間違いどっち?」の部分は、子供が頻繁に思うような問いですね。
夕日が沈みかけた公園で一人考えているのも、友達に相談するという方法をまだ知らず、悩みを自分の中で抱え込んでいる様子を表しているようです。
「砂場の回答用紙」という表現が独特で、大人の世界とは全く別であると改めて思わされます。
1番サビ
0点のままの心で暮らして
笑って泣いて 答えを知って
満天の星の中僕の惑星
彷徨ってないで こっちへおいで
涙とミステイク 積み重ね 野に咲くユニバース
ただひとつだけ
「0点のままの心で暮らして」の部分は、結局自分ひとりで答えを見い出せないまま、時だけ過ぎていくという意味だと思います。
しかしその後の「笑って泣いて 答えを知って」という歌詞から、笑って泣くことで結果的に自分自身で答えを見出していった様子が伝わってきます。
星空から自分の答えを惑星に例え、「野に咲くユニバース」は宇宙のように、自分の足元には答えがたくさん広がっていることを意味していると解釈しました。
全体的な意味としては、感情の赴くままに、自分らしく生きることを表現しているように思います。
2番Aメロ
未来はこうとか理想はこうとか
心に土足で来た侵略者は
正義だとか君のためだとか
銃を片手に身勝手な愛を叫んだ
「未来はこうとか理想はこうとか」という歌詞は、自分で答えをみつけようとしている最中に余計な助言をする大人たちを意味しているように感じます。
その証拠に「心に土足で来た侵略者」というように、良くないものとして表現しているからです。
何も知らない他人はあれこれ言うだろう、でもその言動に惑わされてはいけないという強い意思を感じます。
「自分を信じてひたすら突き進むしかない、そうしないといけない。」と、子供なりに思っているような気がします。

2番Bメロ
嬉しい悲しいどっち?正しい間違いどっち?
主役を奪われ途切れた劇のように
立ち向かう逃げ出すどっち?答えを決めるのはどっち?
本当は 分かってるんだけどね 不安で
「主役を奪われ」という歌詞から、自分の人生なのに外から邪魔するもののせいで、自分で築きあげようとしたものが途中で壊されてしまうという迷いや葛藤を表現しているように思います。
本当は自分が進むべき道を分かっていても不安になる。
自分らしく生きることと、なりたくなかった大人に近づく焦りを感じます。
その反面、自分の物語が思わぬ方向へ進んだとしても、自信を持って少しずつ紡いでいきたいという希望も表現されていると思います。
2番サビ
0点のままの心を覗いて
悩んで泣いて時間になって
暗転した舞台明かりは灯って
怖がってたって 傷ついてたって
世界は回っていく 拍手も声もなく未来は
ただ流れてく
「0点のままの心を覗いて 悩んで泣いて時間になって」の歌詞は、自分の心の答えはまっさらな0点の白紙の中に眠っていて、悩んで泣くことで時間と共に作りあげていくことを意味していると思います。
そして、そうすることで止まっていたストーリーに光が差し、スタートしていく様子を表現しています。
自分に正直に生きることで、自分の心の声を聞くことができる。
暗闇に包まれてしまうときもあるかもしれないけれど、光は必ずあるからというメッセージが込められていると思います。
Cメロ
星空を見ていた 茶色くなる掌 ブランコに揺られ はしゃいでる姿は
面倒と幸せを行ったり来たりして ジグザグに散らばる僕の星座
重ねた日々は遠くの惑星だ
思い出し忘れて めぐる過去の向こうから 君は
「星空を見ていた 茶色くなる掌」は、地面に手をついていたことで、土がつき茶色い掌と表現したのだと思いました。
また、茶色の掌は、影など暗いイメージを連想させます。
面倒と幸せを行ったり来たりすることで、宇宙に広がる自分の星座=答えが出来上がると表現しているように感じました。
相反することに悩みながらも送っていく日々の繰り返し。
それはいつしか、かけがえのないものになっているのだと思います。

ラスサビ
暗い心にやって来た流星
笑って泣いて 答えを知って
満天の星の中僕の惑星
彷徨ってないで こっちへおいで
今日は帰ろういつの日も野に咲くユニバース
ただひとつだけ
「暗い心にやって来た流星」は、この世界で見つけた一筋の光。
ふとした時に自分の心が溢れ、シャワーのように降り注いでくる様子を表現しているように解釈しました。
満点の星の中に、自分の惑星=未来を見つけ出して、自分の元に誘導する姿を意味していると思います。
ずっと変わらない自分自身のポリシーがあるような感じですね。
「今日は帰ろういつの日も野に咲くユニバース」は、人は地面に足をつけて生きていくものなんだという意味が込められていると解釈しました。
さぁこれから進んでいこう、自分らしく自分の道を、僕と一緒に歩いていこう、そんなイメージだと思います。
これからの未来へ向けた、ポジティブな表現の言葉が多い印象です。
まとめ
ブランコ、砂場、0点など、ドラえもんに出てくるお馴染みのアイテムが随所に登場していましたね。
歌詞の内容としては解釈が難しいような気もしますが、表現が明るく前向きな感じなので、気持ちの中にスッと入ってきます。
気になった方は是非チェックしてみてください!
最後までお読み頂き、ありがとうございます(^^)